ミセルクリニックで使用している脱毛器には、様々な種類があります。どうして一つの機械ですべてをおこなわないのかというと、脱毛器の種類によって得意とする内容が異なるからです。
今回は、当院で導入している脱毛器のそれぞれの種類についての特集です。
脱毛器の種類にはどういった物があるの?
当院で使用している脱毛器の種類は、「ジェントルレーズプロ」、「ベクタス」、「メディオスター」があります。それぞれの特徴について比較していきましょう。
ジェントルレーズプロ [大阪梅田院・西宮院・加古川院]
【特徴】
アレキサンドライトレーザーを使用した医療脱毛機器で、施術の際にジェルを使用しません。国内で最も採用されている「ジェントルレーズ」という脱毛器の最新機種です。日本で初めて厚生労働省の承認を取得した脱毛器で、医療用の脱毛器のため、病院やクリニックなどで医師が在籍している場合にのみ使用することができます。
【メリット】
・照射前に冷やさずに使用できる従来の医療用脱毛器は、照射時にパワーがあるため痛みを感じやすく、照射前には冷たいジェルを塗ったり氷を使用したりするような処置が必要になります。しかし、このジェントルレーズプロは照射と同時に冷却ガスを噴射しますので、肌に優しい脱毛ができるようになるのです。
・照射範囲が広く、照射スピードも速い(短時間の施術ができる)その他の脱毛器に比べると照射ヘッドが大きいため、広い範囲への照射がおこなえます。従来の機種では1秒間に1回の照射だったのが、この機種では1秒間に2回の照射と2倍のスピードになっています。
・美肌作用も期待できる肌の奥深くにある毛根だけでなく、肌表面の細胞にも反応を与えているため、脱毛だけでなく、くすみ・シミ・毛穴の黒ずみ・ニキビ跡などにも効果が期待できます。そのため、脱毛目的だけでなく、フェイシャルエステ目的でも使用できます。
・肌荒れが起こりにくい波長の短い脱毛器のため、必要以上に肌の奥へと入り込んで、肌を荒らすリスクが低くなっています。
・レーザー出力が調整できるレーザーの出力が調整できるため、産毛のような細い毛から太くて濃い体毛まで幅広く対応が可能です。
【デメリット】
・日焼けや肌が黒い方にはおこなえないこの機種で使用しているアレキサンドライトレーザーは、メラニン色素に反応して脱毛効果を表します。日焼けなどで肌が黒い状態ですと、脱毛を希望している部位以外にあるメラニン色素にもレーザーが反応をしてしまうため、強い痛みや肌荒れが起こりやすくなり、効果が低くなってしまいます。日焼けや肌が黒い方は、クリニックに相談して最適な脱毛をしてもらうようにしましょう。
ベクタス [西宮院・加古川院・姫路院]
【特徴】
ダイオードレーザーを使用した医療脱毛機器で、施術の際にジェルを使用しません。メラニン色素に反応し、組織を破壊することで、毛の再生を不可能にする脱毛方法です。ベクタスは高出力のレーザーを連続照射しながら脱毛を行いますが、搭載されている高性能の冷却装置で、照射部位を瞬間的に冷やすので、熱による肌へのダメージを抑えながら脱毛をすることが可能です。
【メリット】
・広い範囲に照射できる。ダイオードレーザーを使用した従来の機種では、高出力のため照射時間がかかり、施術時間が長くなるという問題がありました。この機種は、一回に照射できる範囲が広いため、スピーディーな照射がおこなえます。
・肌荒れしにくく効果が安定している長方形型に照射をするダイオードレーザーを用いているので、その他のレーザーに比べると撃ち漏らしが少なく、高出力レーザーのわりに照射ムラが起こりにくくなっています。ムラなく均一な照射が可能で、肌荒れなどの皮膚トラブルが起こりにくくなっています。
・幅広い毛質・肌質の方が利用できるベクタスは、レーザー照射の出力を調整できるため、日焼けをしていたり、肌が黒かったりする人でも肌ダメージを減らした効率的な施術が可能になっています。敏感肌や乾燥肌で悩んでいる人にも向いている機種です。
【デメリット】
・小さい範囲の施術が困難広範囲の脱毛を前提としているので、小さな部分の施術にはあまり向いていません。ベクタスで広範囲の施術をおこない、それ以外の部位は別の機種を使うなどの柔軟な対応が必要です。
・薄くて細い毛には効果が出にくい。産毛などの薄くて細い毛に対しては、レーザーを照射しても反応できるメラニン色素が少ないため、効果が出にくくなっています。
・ある程度の痛みがある。細かい出力調整や冷却装置の利用などで、痛みを最小限に抑えることはできますが、痛みがまったくないという訳ではありません。
メディオスターネクストプロ [大阪梅田院・加古川院]
【特徴】
ダイオードレーザーを使用した医療脱毛機器で、施術の際にジェルを使用します。今までの脱毛器は、主に毛根のメラニン色素に反応してレーザー照射をすることが多いのですが、この機種は、毛根細胞に栄養を送っている発毛因子を破壊することで脱毛をするタイプの医療用脱毛機器です。
米国のFDAで承認をされている医療用の脱毛器のため、病院やクリニックなどで医師が在籍している場合にのみ使用することができます。
【メリット】
・痛みが少ない肌表面にある発毛因子をターゲットにした機種なので、従来の肌の奥深くにある毛根をターゲットとした機種に比べると、かなり痛みが抑えられています。
・施術時間が短い従来の毎秒2〜4ショットという機種に比べると、この機種は毎秒12ショットという驚異的な照射スピードが実現されていますので、施術時間の大幅な短縮が見込めます。さらに照射面積は9.1平方メートルと世界最大サイズ。一度の来院で一気に施術をおこなえることができるので、効率的です。
・二種類のレーザーで確実に脱毛ができるこの機種では、毛根よりもさらに肌表面に近い部位を主なターゲットにしているので、効果的に脱毛ができるようになっています。肌表面に届く「810nm」の波長と、肌の奥深くにある毛根部に届く「940nm」の波長をダブルで照射できるので、肌表面だけでなく毛根にも重ねてダメージを与えることもできます。
・毛周期を気にしなくて良い今までの機種だと毛根をターゲットにしていたので、毛周期に合わせて数カ月に一回という、時期をずらした複数回の照射が必要でした。この機種では発毛因子をターゲットにしているために脱毛完了までの期間が短くなるというメリットがあります。
・肌荒れしにくい従来の機種よりも弱いレーザーを、10倍のスピードで何度も繰り返して照射をおこなっているので、肌への直接の刺激をマイルドにして、ターゲットとなる部位に少しずつ確実にダメージを与えていきます。さらに従来のメラニン色素に反応した脱毛方法とは異なりますので、肌の色が黒い方でも施術がおこなえます。
【デメリット】
・実績が少ないこの機種は、導入されたばかりの最新機種なので、まだまだ使用実績が集まっていないという点があります。実績を重視して、口コミなどを参考にされる場合は、口コミの数が少なくて不安に感じやすくなっています。
・効果が出るまで時間がかかる二度と毛が生え変わらないようにする目的とするこの機種は、従来の機種に比べると、毛がポロポロと抜け落ちるまでの期間が長くなっています。数週間で効果を実感するタイプではありませんが、最終的に効果が出るまでの期間が長いため、即効性を期待して施術をすると期待外れになる可能性があります。
・部位によって痛みを感じやすいその他の機種に比べると、圧倒的に痛みを感じにくい機種ですが、Vゾーンや顔などの敏感な部分では、痛みを感じることもあります。
最新の治療機器を試したいときは
ジェントルレーズプロ | ベクタス | メディオスター | |
---|---|---|---|
種類 | アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー | ダイオードレーザー |
ジェル | 使用しません | 使用しません | 使用します |
日焼け・色黒の方 | ✗ | ○ | ○ |
産毛 | ○ | ✗ | ○ |
ミセルクリニックでは、最新機種を含めた様々な機械を取り揃えて、ドクターの診断をもとに患者様の個々の状態に合わせた柔軟な施術をしています。
もっと詳しく知りたい・実際に体験してみたいという方は、ぜひ無料カウンセリングをお申込みください。(※希望する部位や、肌や毛質の状態によってはご希望とは異なる機種の利用をおすすめすることもあります)