目立つ部分にできてしまったほくろは、鏡を見る度に気になるものです。
場合によっては、気がついたときには思ったよりたくさんのほくろが作られているということもあるでしょう。
そもそもほくろはどのようにして作られるのでしょうか。
ここからは、ほくろが作られるメカニズムと、ほくろを増やさないために心がけたい生活習慣などについてご紹介します。
ほくろと悪性の皮膚がんについての違いも合わせて紹介しているのでぜひ参考にしてください。
ほくろ除去を早くしたい人は、後半で紹介している施術方法もチェックしてみてください。
ほくろはどうして作られるのか
ほくろは、紫外線から肌を守るために作られるメラニン色素を作る細胞が変化してできた良性のできものです。
誰にでも作られる可能性があり、子どもの頃にあったほくろが加齢に伴って形が変わったり数が増えたりすることもあります。
しかし、ほくろができる原因は具体的にはよくわかっていません。
一部の良性ほくろは遺伝が関与していると言われており、大量の紫外線を受けるとほくろが増えやすくなるとも言われています。
悪性のほくろはどういうもの?
参考までに、悪性のほくろについて代表的なものを二種類ご紹介します。
基底細胞がん
顔によくできる皮膚がんの一種です。
ほくろに似た見た目をしているため、生検(生体組織診断)などでほくろとの違いについて詳しく調べる必要があります。
メスを使った手術で完全に除去する必要があります。
悪性黒色腫(メラノーマ)
代表的な皮膚がんの一種です。
転移しやすいタイプのがんで、発見が遅れると命の危険性もあります。
手足に見つかることが多く、悪性黒色腫だと診断されたときには速やかな治療の開始が必要です。
一般的にほくろは良性ですが、ほくろに見えても悪性の皮膚がんの場合もあります。
悪性のほくろが心配なときには、まずは皮膚科を受診して診察を受けるようにしましょう。
ほくろを作りにくい生活習慣とは
ここからは自宅ですぐにできるほくろを作りにくい生活習慣についていくつかご紹介します。
紫外線対策をする
ほくろは、紫外線を浴びることによって作られやすくなります。
まずは日焼け止めクリームや日傘、サングラスなどを利用して紫外線を浴びる機会を減らすことを心がけてみましょう。
短時間の外出でも、紫外線対策を心がけてみるとメラニンの生成が抑えられるため、ほくろが発生する可能性を軽減できるでしょう。
ゆったりとした下着や着衣を身につける
自分では触っているつもりがなくても、下着や着衣による摩擦や圧迫などでほくろが作られる可能性もあります。ゆったりとリラックスできるような服装で過ごすように注意しましょう。
優しい洗顔
ほくろが気になるからといって、何度も触ってしまうと過度な刺激によってほくろの形が変化したり大きくなったりするかもしれません。
ゴシゴシと擦るような洗顔をしてはいませんか。
洗顔時には、しっかりと洗顔料を泡立ててから、肌を撫でるようにして優しく洗いましょう。
擦ってしまうと肌にとってダメージとなってしまいメラニンの生成が促進されてしまいます。
肌のターンオーバーを整える
メラニンを排出するために必要な肌のターンオーバーですが、食事・睡眠・運動といった生活リズムの乱れがあると、うまく働かないことがあります。
そうなると、ほくろ以外にもシミ・乾燥肌などの肌トラブルが起こりやすくなります。
バランスの良い食事、規則正しい睡眠、適度な運動を心がけて肌のターンオーバーを整えていきましょう。
できてしまったほくろを除去するには
すでに作られたほくろがあるときには、皮膚科で専門的な施術を受けることをオススメします。
当院では炭酸ガスレーザーによるほくろ除去を行っています。
炭酸ガスレーザーによるほくろ除去とは
機械から照射された炭酸ガスレーザーは、患部にあるほくろを瞬時に熱で蒸発させるため周りにある皮膚に対して過度なダメージを与えることなく施術できます。
メスを使った手術に比べると傷跡が残りにくく治りも早いため、お顔にあるほくろの場合とくにオススメの施術といえます。
まとめ
ほくろができる原因はあまり分かっていません。
一部のほくろには遺伝が関与していると言われていますが、紫外線によってほくろが増えやすいとも考えられています。
ほくろに似た皮膚がんもあるため、ご自身の判断でほくろだと考えるよりもまずは皮膚科を受診するほうがよいでしょう。
また、生活習慣を見直すことでほくろが増えにくい体質を手に入れられるかもしれません。
皮膚がんが気になるときや生活習慣の改善が難しいときなどほくろに関するお悩みが多いときには、ぜひ当院までご相談ください。
当院では、保険適用でほくろを切除する治療や、炭酸ガスレーザーを使ったほくろ除去(黒子除去)の施術も行っています。
ご自身のほくろが炭酸ガスレーザーで除去できるのか興味がある方は、いつでも無料カウンセリングでご相談ください。