A 水光注射には複数の製剤があり、それぞれ作用の考え方や変化の出方が異なります。肌状態やお悩み、ご希望の変化に応じて適した製剤は変わるため、診察時に医師が総合的に判断しご提案いたします。
美容皮膚科|美肌治療肌育注射
(水光注射)
こんな方におすすめ
- 肌全体のうるおい・ツヤ感を底上げしたい
- 乾燥による小じわ・キメの乱れが気になる
- ファンデーションのノリが悪くなってきた
- 肌質を均一に整えたい
- 顔全体を自然にメンテナンスしたい
- 注入ムラや仕上がりの差をできるだけ避けたい
肌育注射の特徴と仕組み
肌育注射とは
肌育注射とは、 ヒアルロン酸などの美容成分を肌の深層に直接注入し、ハリ・ツヤ・弾力を高める美肌治療です。コラーゲン生成を促進し、肌の土台を整えることでシワやたるみ、乾燥の改善に効果が期待できます。
肌育注射の特徴
肌育注射は、これまでの肌治療とは違い、肌表面ではなく肌の細胞そのものの活性化を促します。
シワや毛穴などの凹みを埋めるのではなく、自分自身のコラーゲンを増大させるため、自然な仕上がりかつ持続的な効果が期待できます。
施術直後は赤みや内出血が起こることもありますが、ダウンタイムは数日で治ることが多いです。
水光注射と手打ち注入の違い
水光注射は、複数の極細針で同時に注入するため、手打ち注入と比べて施術時間が短くなり、痛みを抑えつつ均一な仕上がりを目指しやすいという利点があります。
細部への調整が必要な場面では手打ちが向くこともありますが、顔全体のうるおい感やツヤを高めたい場合には、水光注射を用いることで効率よく施術を行えます。
肌育注射の仕上がりを左右するポイント
肌育注射は、ご自身の悩みにあった製剤選びが重要です。
当院では「プルリアルデンシファイ」「ジャルプロ スーパーハイドロ」「プロファイロ」を採用し、ハリ・しわ・乾燥・毛穴・赤みなど、幅広い肌悩みに対応できるよう厳選しています。
ミセルクリニックで使用する
肌育注射の製剤
プルリアル デンシファイ
- 医師手打ち
- 機械打ち
即効性と持続性を兼ね備えた製剤
- ・ポリヌクレオチド(PN)を配合
- ・PNと同濃度の非架橋ヒアルロン酸とマンニトールを混合
- ・即効性と持続性を両立
時間をかけて肌の再生力を高めていく一方で、非架橋ヒアルロン酸を配合することで、施術後比較的早い段階からうるおいによる変化も感じやすくなっています。
プルリアル デンシファイの配合成分の特徴
肌内部環境を整えるポリヌクレオチド(PN)
サーモン由来DNAから抽出された高分子成分で、組織修復・肌再生のプロセスを担います。
水分保持を支える非架橋ヒアルロン酸
広がりやすい性質を持ち、肌内部の水分量を保つ役割を担います。
安定性を保つマンニトール
酸化ストレスや炎症反応が起こりやすい環境を抑える方向に働くとされる成分です。ヒアルロン酸の分解抑制を目的として配合されています。
リスク・副作用:赤み・腫れ・内出血・むくみ
ジャルプロ スーパーハイドロ
- 医師手打ち
真皮の構造と機能を支える成分を
再構築する製剤
- ・アミノ酸7種類、ペプチド3種類配合
- ・非架橋ヒアルロン酸を混合
- ・靭帯強化によるリフトアップ・タイトニング
靭帯(リガメント)を強化し、リフトアップ・タイトニングを促します。
ジャルプロ スーパーハイドロの配合成分の特徴
コラーゲン・エラスチンの生成を促進させるアミノ酸7種(グリシン、プロリン、リジン、ロイシン、アラニン、バリン、アルギニン)
真皮細胞外マトリックスの主成分であるコラーゲンとエラスチンの合成を増幅させ、肌状態を改善します。
水分環境を整える非架橋ヒアルロン酸
広がりやすい性質を持つヒアルロン酸で、肌内部の水分量を保つ役割を担います。
コラーゲン・エラスチンと並ぶ、真皮細胞外マトリックス成分の1つです。
肌のハリや保湿力を高めるペプチド3種(アセチルデカペプチド3、オリゴペプチド24、アセチルテトラペプチド5)
元の肌の保湿因子(NMF)の原料隣、バリア機能をサポートし乾燥を防ぎます。
リスク・副作用:赤み・腫れ・内出血・むくみ
プロファイロ
- 機械打ち
バイオモデリング(肌の再構築)を行う製剤
- ・低分子+高分子の高濃度ハイブリッド・ヒアルロン酸
- ・しわ・たるみやコケをふっくらさせる自然な仕上がり
製剤は自然に広がるため仕上がりも自然で、安全性が高く効果も長く持続します。
プロファイロの配合成分の特徴
特殊な熱処理により安定化した次世代のハイブリッド・ヒアルロン酸
イタリアIBSA社が開発した、NAHYCO®という技術をによって実現した、高分子と低分子のヒアルロン酸を掛け合わせたヒアルロン酸です。
架橋剤が含まれず、アレルギーや炎症反応が生じにくいのも特徴です。
リスク・副作用:赤み・腫れ・内出血・注入部位の凸凹
肌育注射の製剤ごとの
特徴比較
肌育注射で使用する製剤は、それぞれ配合成分や作用の考え方が異なります。ここではプルリアルデンシファイ・ジャルプロスーパーハイドロ・プロファイロの違いを、目的や変化の特徴ごとにまとめました。
即時的なうるおいを重視するのか、継続的な肌質変化を重視するのかなど、ご自身の希望に合わせて比較いただけます。
どの製剤が適しているかは診察時に医師が判断いたしますので、まずはご相談ください。
| 比較ポイント | プルリアル デンシファイ | ジャルプロスーパーハイドロ | プロファイロ |
|---|---|---|---|
| 変化の種類 | うるおい感 +肌質の変化 |
ハリ・弾力感 | 肌を再構築 |
| 主な成分 | ポリヌクレオチド(PN) + 非架橋ヒアルロン酸+マンニトール |
アミノ酸7種+ペプチド3種 +非架橋ヒアルロン酸 |
高分子・低分子ヒアルロン酸 |
| 作用のイメージ | 即時的な変化 +継続的な変化 |
直後の潤い +継続的な肌再生 |
継続的な肌改善 |
| 施術の目安(1クール) | 3週間ごとに3回 | 3週間ごとに3回 | 4週間ごとに2回 |
効果の感じ方には個人差があります。
肌育注射(水光注射)の料金
機械打ち
スーパーハイドロ
※初診の方は、別途初診料3,300円を頂戴いたします。
※別途麻酔代3,000円(税込3,300円)
肌育注射(水光注射)の施術の流れ
ミセルクリニックでは
知識豊富な
スタッフがお客様のお悩みに
合わせて
適切に必要な
ものだけをご提案いたします。
STEP1
診察
医師が診察し、お客様のお悩みや状態をお聞きします。ご不安な点や気になることがあればお気軽にご質問ください。
STEP2
麻酔
施術箇所に麻酔を使用します。
※麻酔アレルギーのある方は事前にお知らせください。
STEP3
施術
機械または医師による手打ちで製剤を注入していきます。施術時間は約30分ほどです。
STEP4
会計
会計カウンターでお会計を行い、施術終了になります。
よくある質問
A注射の特性上、施術直後に米粒大のふくらみや赤みが出る場合があります。個人差はありますが1〜3日程度で落ち着くことが多いです。
注射跡、内出血が出た場合は5〜7日程度で落ち着きます。メイクは翌日から可能です。
A当院では施術前に麻酔クリームを使用して水光注射を行います。 そのため、痛みは低減された状態で施術を受けていただけます。
A赤み・腫れ・内出血などが一時的に生じることがあります。製剤によっては特定の成分にアレルギーがある場合に注意が必要なものもあるため、既往歴や体質については事前に医師へご相談ください。
施術の概要
| 所要時間 | 約30分 |
|---|---|
| ダウンタイム | 米粒大の膨らみ・赤みは2〜3日程度 注射跡・内出血は5〜7日程度 |
| 施術を受けられない方 |
・妊娠中 ・授乳中の患者様 ・ヘルペス治療中の患者様 ・皮膚ガンの治療中、もしくは患ったことがある患者様 ・アスピリン、抗凝固薬を服用中の患者様 ・魚、魚卵アレルギーの方 ・金属アレルギーの方 ・ケロイド体質の方 ・ヒアルロン酸他充填材の使用によりアレルギー経験のある方 |
| 副作用・リスク | 個人差はありますがごくまれに内出血が生じることがあります。(数日程度で次第に改善します) |
| 施術後の注意事項 |
|
| 入浴・メイクについて | 施術当日の洗顔は可能ですが、摩擦を避けて優しく洗ってください。 メイクは施術翌日から可能です。 |
プルリアル デンシファイはどう働く?
成分から見る作用メカニズム
プルリアル デンシファイ(Pluryal Densify)は、ポリヌクレオチド(PN)・非架橋ヒアルロン酸(HA)・マンニトールで構成された、
今までにない新しい肌再生のための混合製剤です。
プルリアルの主成分
「ポリヌクレオチド(PN)」とは?
プルリアルの主成分「ポリヌクレオチド(PN)」は、サーモン由来DNAを高純度に精製した再生成分です。
肌に注入されたPNは、アデノシンA₂A受容体を刺激して細胞の働きを活性化し、肌をつくる線維芽細胞に作用してハリと弾力を支える土台を整えます。
さらに、PNが分解されて生じるヌクレオチドがDNAなどの材料となり、細胞が新しい組織をつくるためのエネルギーや修復に使われます。
これにより、コラーゲン・エラスチンの再構築が進み、肌のハリやツヤを内側から引き出します。
また、PNには活性酸素を抑える抗酸化作用もあり、炎症や赤みを防いで肌の再生環境を安定化させます。
単なる保湿ではなく、再生因子のように働く核酸原料として、真皮層から若々しさをサポートします。
非架橋ヒアルロン酸と
マンニトールの相乗効果
プルリアル デンシファイは、PNやHAのみで構成された製品よりも効果が高く、持続期間が長いことが知られています。
HAは自然な柔軟性と高い水分保持力をもち、注入直後から肌内部で水分を抱え込み、即時の潤いとハリ感をもたらします。
一方、マンニトールはフリーラジカルスカベンジャー(活性酸素除去剤)として働き、HAの分解を抑制して、その保湿・弾力効果を長く維持させます。
これにより、赤みや腫れを抑えつつ、非架橋HAでも持続力のある自然な仕上がりを実現します。
つまり、プルリアル デンシファイは、効率的で相乗効果のある混合成分の併用で真皮の再生力を最大化できるよう設計された製剤といえます。
2013年の研究では、ヒト線維芽細胞を用いた実験で、PN単独よりもHA+PN併用の方が細胞増殖をさらに促進したことが報告されています。
さらに2020年の研究では、HA+PN複合製剤がHA単独よりも線維芽細胞の増殖・コラーゲン産生を明確に高めることが示されました。
品質と安全性
プルリアルはルクセンブルクのMD Skin Solutions社が製造する、
CEマーク取得済みの医療機器クラスⅢ製剤です。
これは欧州で最も厳格な安全基準に分類され、体内注入を前提とした製剤として安全性・有効性の両面で認可を受けています。
ISO 13485/22716に準拠した環境で生産され、同社が独自に開発したHPN技術(Highly Purified Polynucleotide Technology)により、サーモン由来DNAを酵素的に分解・精製後、タンパク質やエンドトキシンなどのアレルギーリスク成分を徹底的に除去し、分子量の均一性を高めた医療グレードの高純度PNを抽出しています。
この精製技術により、高純度と安定性を実現しています。
※2013年と2020年に行われたヒト線維芽細胞を用いた複数の研究では、ポリヌクレオチドが細胞増殖やコラーゲン産生を有意に促進することが確認されています。
また、2024年の臨床レビューでは、欧州の美容・皮膚再生分野において有害事象が極めて少なく安全性が確立していると報告されています。
