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マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう

マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう|ミセルクリニック

新型コロナウイルスの影響で常時マスクを着用することが当たり前の時代になりました。
マスクをずっと着用している時に気になるのが、今までにはなかったニキビ・肌荒れなどの肌トラブルです。
常時マスクを着用していなかった頃に比べると、肌状態が悪くなっていると感じる方もいるのではないでしょうか。

 

マスク生活による肌荒れに困った時に知っておきたい情報をまとめました。
前半部分にはどうしてマスク着用で肌荒れが起こりやすくなるのか、後半部分にはその対処方法や治療方法について紹介しています。

 

 

 

話題の用語「マスクネ」とは?

マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう|ミセルクリニック

「マスクネ」とは、ニキビの原因であるアクネ菌とマスクを併せた造語です。

2020年3月頃から、海外のスキンケアブランドや皮膚科のドクターが、マスクが原因で起こる肌トラブルとして「マスクネ」(Maskne/Mascne)についての問題を語りはじめたのが発端です。
通常とは異なる環境下において起こりやすい肌荒れとして、日本でも注目を集めつつある言葉といえるでしょう。

 

 

マスク着用中に起こるニキビ・肌荒れ

マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう|ミセルクリニック

代表的な肌トラブルのニキビ・肌荒れが、なぜマスク着用中に起こりやすくなるのか詳しく確認していきましょう。

 

原因その1:肌が刺激を受けやすい

マスクを着用することで、肌は継続的な刺激を受け続けることになります。
とくに問題となるのが「摩擦」「外部刺激」です。

・摩擦

マスクを着用しながら会話をすると、顔の動きに合わせて、マスクも少しずつ元の場所からズレてしまいます。
その時に、肌とマスクが直接こすれてしまうことで、肌の表面にある細胞が自分ではわからないまま少しずつ削れてしまいます。

皮膚には、一番外側に表皮と呼ばれる部分があり、皮膚表面から水分が蒸発するのを防ぐといういわゆるバリアの役割を担っています。

摩擦によって肌表面の細胞が傷つくと、中から外へと水分が蒸発しやすくなるため肌のバリア機能も低下してしまいます。

・外部の刺激

マスクの素材で肌が刺激を受け続けてしまうと、肌に赤みや炎症が起こりやすくなります。
何度も洗って使うタイプであるマスクの場合は、洗剤などの化学物質が繊維に残っていることもあるでしょう。

加えて、肌のバリア機能が低下していると細菌やアレルゲンなどの物質が皮膚に入りやすくなるためさらに肌状態が悪化しやすくなります。

 

原因その2:肌環境の調整がしにくい

通気性の悪いマスクを長時間着用していることで、肌環境の悪化に繋がりやすくなります。
マスク着用中に肌が感じている温度と湿度を確認してみましょう。

・温度

長時間マスクを着用していると、マスクの内部に熱がこもり汗や皮脂などの老廃物が分泌されやすくなります。
高温の環境で老廃物をそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすい状態になります。
マスクを外せず汗をかいてもなかなか拭き取れない時や、使用量が気になって汚れたマスクを交換できないなど、肌についた老廃物をそのままにしてしまうと、さらに雑菌が繁殖しやすくなるためニキビや吹き出物などの肌荒れの原因になります。

・湿度

マスクの内部は呼吸によって湿気がこもりやすい環境です。
多湿環境では汗や雑菌による肌への影響が大きく、前述したように肌が荒れやすくなります。
しかし、湿度が不足した乾燥状態の場合も肌荒れが起こりやすくなります。

マスクを外した時には、内部にこもっていた湿気が一度に外に出るため、肌内部の水分もつられて一気に外へと出てしまいます。
これを繰り返すことで乾燥肌状態になりやすくガサガサ肌やカサツキ肌になってしまうのです。

 

このように、肌が刺激を受け続けることで肌状態が悪くなるとさらに敏感になり、肌状態がどんどんと悪くなるという悪循環が生まれてしまいます。

 

 

ニキビ・肌荒れを防ぐホームケア

マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう|ミセルクリニック

肌状態が悪いと感じている時には、まずは手軽にできるホームケアを試してみましょう。

 

対策その1:肌に対する刺激を防ぐ

肌に対する刺激を防ぐためにオススメするのが「マスクにこだわること」「保護剤を利用すること」です。

・マスクにこだわる

いつも使っているマスクで肌荒れが起こってしまった時には、思い切って別素材のマスクに変更するのもよいでしょう。
不織布のサージカルマスクしか使ったことがない方は、布マスクやガーゼマスクなどやわらかい素材でできたマスクを使用してみてはいかがでしょうか。

不織布マスクしか手元にない時には、ガーゼを内側に入れるようにすると肌に直接触れる部分の摩擦を減らせます。

マスクサイズにも注意すると良いでしょう。
マスクが大きいと会話中にズレやすくなり摩擦が大きくなり、小さいとそれだけ肌に密着しやすく高温多湿になりがちです。
なるべく自分に合ったサイズのマスクを選ぶようにしましょう。

・保護剤を塗る

マスクを変更できないような時には、保護剤としてワセリンなどを利用するのもよいでしょう。
マスクに直接触れている肌に塗ることで摩擦を減らして肌状態の悪化を防ぎます。

 

対策その2:肌環境を整える

肌荒れが続いている時には、肌環境を見直してみましょう。

・スキンケアを見なおす

マスクで見えないからとスキンケアを怠っている方は肌荒れしやすい状態です。
まずはいつも通りのスキンケアをしっかり行うようにしましょう。

普通肌用のスキンケアを使っている方には、敏感肌用の負担になりにくい製品へ変更してみましょう。
クレンジング剤にオイルタイプを使っている方は、クリームタイプの方が肌への刺激が少なくなります。
なるべく添加物やアルコールが含まれていない製品を選ぶようにしましょう。

化粧水だけでは保湿としては不十分なので、乳液を使ってしっかり水分を肌に浸透させるなど、丁寧に保湿を行い肌にうるおいを保てるようにしましょう。

・汗をこまめに拭き取る

汗が付着していると、肌荒れが悪化しやすいためハンカチでこまめに拭き取るようにしましょう。
マスク自体が汗で濡れている時にはすぐに交換するようにしましょう。

 

ニキビなど毛穴の詰まりにケミカルピーリング

マスク生活中に肌荒れ!?「マスクネ」に注意しよう|ミセルクリニック

何度も肌トラブルを繰り返す場合や、ホームケアを試してみても肌状態が改善しない時にオススメするのがケミカルピーリングです。

ケミカルピーリングは、不要な老廃物である角質を施術によって除去することで、肌の新陳代謝を促進する治療です。

★ケミカルピーリングについて詳しくはこちら

 

当院では、痛みや赤みなどの副作用が起こりにくいサリチル酸マクロゴールをピーリング剤として使用しています。
ニキビや毛穴の汚れなどの肌トラブルで悩んでいる方にも負担になりにくい施術なので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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